何故、ホームページで集客を目的にしてはダメなのか?
集客という概念では、どうしても売り込んでしまいます。売上を上げるには、まず自社の価値をどう伝えるのか?この辺がポイントになります。そもそもWebはインターネットを使った媒体なのです。そして、多くのユーザーは、自己の問題解決のために検索をするのです。もちろん、購入する物は便利なものという目的もあります。もちろん、扱っている商品によっても異なりますが、多くのWeb制作会社やそれらに依頼する企業様の考え方は間違っています。だから、「ホームページでは売れないよ!」と嘆く経営者によく私は出くわします。
売り込んではいけない。商品を丁寧に設定しましょう。
売り込むから商品を絞れないホームページになるのです
例えば、多くの商品を売りたいから!とカタログのようなホームページを作れば、まるでカタログを張り込んでいるような出来栄えになります。ユーザーが検索しても、目的の商品にたどり着くまでに、訪問者はほとんど離脱してしまします。
一つの商品を丁寧に訴求するホームページコンテンツ作りをしてください
例えば、一つの商品の販売するのに、商品の画像が1点のみのホームページと、商品の画像が数点丁寧に掲載されているホームページでは、あなたはどちらを選びますか?そして、やみくもに多くの商品を載せてしまうと、そのコンテンツを作るのには費用や時間がかかります。
弊社のクライアントには、専門サイトを制作して、そのホームページの成果を確認したところで、専門サイトを増やしていただいております。これを専門的には、プロダクトサイトと言われています。
集客ではなく、見込客という概念とは?
売り込みではなく、見込客を可視化するためのホームページ作りでは、その見込客にメールや電話・訪問などの営業アプローチとして、見込客のデーターを獲得するためのホームページ作りをするのです、それには、Webブランディングが必要になります。
インバウンドマーケティングにするには、Webブランディングが必要です。
インバウンドマーケティングとは、営業(アウトバウンドマーケティング)と異なり、お客様が集まってくる「仕組み」を作るのです。それには、Webブランディングが必要になります。まず、ユーザーに自社を好きになってもらうためのコンテンツを作る必要があります。
それには、顧客に優良な情報を提供したり、顧客とコミュニュケーションをする必要があります。
何故、ホームページで見込客を獲得する必要があるのか?
この時代、そうそうに簡単にモノは売れません。ですから、見込客の自社商品への興味の段階を探り、その見込客の興味の段階に合わせたアプローチをします。そのためMA(マーケティングオートメーション)の活用も有効でしょう。また、ホームページ=「売上」という考え方ではなく、ホームページ=「見込客の獲得」を目的にすると成果も得やすくなります。
見込客の段階とは?
「この商品気になる」「今年中に購入したい」「今すぐ欲しいが・・・」と3段階にユーザーの関心度を設定します。別に3段階でなくても問題はありません。また、これらを探るのは、MAで解決できます。費用も無料から月額10万円程度と使う人の目的によりなります。もちろん機能差は大きくありますが、費用対効果を検討してそれぞれに合った使い方で利用できます。
見込客の段階に合わせたアプローチ
ホームページの構成も「この商品気になる」「今年中に購入したい」「今すぐ欲しいが・・・」にそってコンテンツを作ります。そして、この3段階に向けた啓蒙活動を行います。ユーザーに自社の商品を知って貰う必要があります。「こんな事もできます」「こんなことも可能になります」「もし、今購入すると今期内に結果を出せます」など、このような3段階の資料を準備して、営業を自動化することも出来ます。
集客ではなく、まず自社の商品を知ってもらうという概念が必要です。
まず、自社の商品をしてもらう。この商品でどんなコトができるのか?ベネフィットを紹介する必要があります。そして、顧客の問題・課題は何であるのかを知る必要があります。ジャパネットたかたが「高年齢者の方へ孫との通信にFAXを!」と、今どきFAXなのですが、売れているそうです。つまり、FAXの機能を紹介するのではなく、使い方を紹介するのです。
まとめ
集客という概念では、「売込み」の香りが出てしまうということです。「見込客数を増やす」「見込客から成約率を高める」とは、別の方法が必要なのです。「集客」という概念では、ただ「客を呼込む」という考え方で、継続した業績UPにはなりません。
経営的にも未来数字を掴んで、未来経営が可能になります。営業部隊も作業がやりやすくなり、高い成果が期待できます。