オムニチャネルの概念を活用してウェブからシームレスにリアル店舗に
オムニチャネルとは、主にECチャネルからシームレス(垣根なしに)リアル店舗を統合する概念ですが、私は、ECショップだけでなく、顧客獲得型のウェブサイトでもこの概念を活用する必要があると考えています。つまり、オムニチャネルでは、ウェブで購入した商品をリアル店舗で受け取るというマーケティングが活用されますが、その概念を「商品購入」ではなく。「絆」を結ぶためのウェブサイト構築が必要だと考えます。
ただ、商品紹介・企業紹介やブログ更新だけではなく、ウェブからリアル店舗に、購入以外でユーザーが訪れる理由を作る必要があります。それは、クーポンを超えたユーザーが企業を好きになってくれる仕掛けとなります。
ウェブでは行えないこと
商品やサービス、あるいは製品を売ることにフォー化するのではなく、ユーザーのその先にフォーカスした企画をウェブで紹介する仕掛けが必要になります。例えば、リアル店舗に来てもらうための商品を試してもらう・修理・使い方を説明・商品を使ってイベントを開催するなど、その先にはいくらでも企画できます。そして、自社の商品について、学んでもらうのです。
例1:着物を売る→着物を着る機会をつくる
例2:住宅販売(工務店)→モデルハウスに泊まってもらう
例3:薪ストーブ販売→ストーブで焼いたもので食べてもらう
ウェブサイトで訴求するべきこと
ウェブではマーケティングの基本である、「誰に・何を・どの様に」のフレームワークに沿って訴求しながら、そのユーザーが商品購入後のその先にあるものを訴求する必要があります。つまり、人は商品を購入するのではなく、その先にあるものを小乳する必要があるのです。そして、その先は、「リアル店舗で見つかるよ」とウェブ訴求する必要があります。見込み客を他社より速く見つけるこれがデジタルマーケティングの最大の目的です。