Webサイトの直帰とは
直帰とは、サイト内の 1 ページしか見てもらえなかったセッションのことで、 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。この直帰率はある意味、コンテンツが閲覧者の興味を惹かなかったという判断もできます。この対策としては複数ありますが、原因は一番の問題はコンテンツとタイトルのギャップとなるのでしょう。このギャップを埋めるには、タイトルは合格点だけどコンテンツが不十分だったとか。コンテンツに更に次のコンテンツを見るためのナビゲートの設置やその設置位置なども可能性もあります。
Google アナリティクスの場合、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを1回だけ発生させたセッションを特に区別して直帰として扱います。たとえば、ユーザーがサイト内のページを開いた後で、そのセッション中に Google アナリティクス サーバーに対する他のリクエストを発生させずに離脱した場合、このセッションは直帰のセッションになります。
直帰率の高さについて
直帰率の高さが問題になるかどうかは状況によります。
直帰率の高さが問題になるのは、ユーザーがサイト内の複数のページを閲覧することが必要な場合です。たとえば、サイトのトップページがサイト内の他のページ(ニュース記事、商品ページ、購入手続きなど)の入り口として機能している状況で、多くのユーザーがトップページのみを閲覧しているとすると、高い直帰率は望ましくありません。
一方で、ブログのような 1 ページのみのサイトや、その他の 1 ページのみのセッションが想定されるようなコンテンツを提供している場合、直帰率の高さはまったく問題になりません。
Webサイトの直帰率を改善するには
すべてのページの直帰率が高い場合は問題となります。特別なページだけとなると問題はないでしょう。今回は、直帰率に対して行うべき検討材料をご説明します。離脱率の高いページを割り出し、そのページの内容を吟味する必要もあります。
1:コンテンツの内容を再検討する
2:他のページのナビゲーションを設置する
3:設置したナビゲーションの位置を検討する
4:LP(ランディングをさせるためのコンバージョンページ)を作成し、コンテンツの最下部にボタンを設置する
5:ページの最下部にレコメンド投稿の一覧などを設置する
6:次の最小ページのURLを張り込む
などなど
Webサイトの直帰率を改善するとどんなメリットがあるの?
直帰率を改善すると言うことは多くのページを閲覧してもらえるということになります。多くのページを閲覧してもらえるとページのランクも上がり、上位表示の可能性は高まります。そして、閲覧者を見込み客化できる可能性が高まります。一方、スピード感のないCVRへの道筋になることもありえます。ですが、一般的には直帰率が低いサイトは理想的です。
閲覧者を利用者に変える
単なるコンテンツを読んでももら言うのではなく、Webサイトを活用してもらうための「見るホームページ」から「使えるホームページ」に変更することをおすすめします。そして、最終的には参加できるホームページができれば理想的です。結果的に今回のテーマの「直帰率」も「離脱率」も低下して、本来のWebサイトの目的である業績アップにコミットする作業になります。このテーマは理想形ではなく、そこに到達するのが、企業の「DX」の通過点ともなります。